
「Salesforceを導入すべきか検討しているが、何ができるのか全体像がつかめない」「機能が多すぎて、自社に本当に必要かわからない」——CRM/SFAの導入を検討する企業から、こうした声が頻繁に上がります。
Salesforceは世界シェア約23%(2025年Gartner調査)を誇るCRMのリーダーですが、日本の中小企業にとっては「高機能すぎて使いこなせない」「費用が想定以上にかかる」という課題も少なくありません。
ここでは、Salesforceの主要7機能を整理し、導入時の注意点と中小企業に適した代替ツールを比較します。
Salesforceとは?基本機能と何ができるか
Salesforceとは、クラウドベースのCRM(顧客関係管理)プラットフォームであり、営業・マーケティング・カスタマーサービス・分析の各領域をカバーする統合型ビジネスツールである。全世界で15万社以上が利用し、日本市場でも大企業を中心に普及が進んでいるが、ライセンス費用は最低でも月額3,000円/ユーザーから、Enterprise版では月額19,800円/ユーザーにのぼる。
Salesforceの詳細な機能と料金は別記事で深く解説していますので、あわせてご確認ください。
Salesforceの主要機能7つを一覧で解説
1. Sales Cloud(営業管理)
リード管理、商談管理、パイプライン可視化、売上予測を一元化。営業チームの活動を数値で管理する中核機能です。
2. Service Cloud(カスタマーサービス)
問い合わせ管理、チケットシステム、ナレッジベース。カスタマーサポートの品質向上と効率化を支援します。
3. Marketing Cloud(マーケティング自動化)
メールマーケティング、SNS管理、広告連携、カスタマージャーニーの設計と自動化。MAツールとしての機能を備えています。
4. Commerce Cloud(EC管理)
オンラインストアの構築・運営、パーソナライズされた購買体験の提供。BtoCとBtoB両方に対応します。
5. Analytics Cloud(データ分析)
ダッシュボード作成、AIによる予測分析(Einstein Analytics)。経営判断に必要なデータを可視化します。
6. Platform(アプリ開発基盤)
ローコード/ノーコードでカスタムアプリを構築。業種特化の業務アプリを内製できます。
7. Einstein AI(AI機能)
リードスコアリング、商談成功確率の予測、次のアクション提案。2024年からは生成AI「Einstein GPT」も搭載されています。

Salesforce導入で直面しやすい3つの課題
課題1:導入・運用コストが高い
ライセンス費用だけでなく、導入コンサルティング、カスタマイズ、研修、保守運用を含めると、5人チームで年間300〜800万円が現実的な予算です。中小企業にとってはハードルが高い金額です。
課題2:機能が多すぎて使いこなせない
セールステックの中でもSalesforceは最も高機能ですが、実際に使われている機能は全体の30〜40%程度という調査結果もあります。
課題3:データ入力の負担が大きい
営業担当者がSalesforceへのデータ入力に1日30〜45分を費やしているという報告があります。入力されなければデータの価値はゼロです。
方法1:Salesforceを段階導入でコストを抑える
Salesforceを選ぶ場合は、最初から全機能を使おうとせず段階的に導入します。
- まずSales Cloud Essentials(月額3,000円/席)でリード・商談管理だけ開始
- 3ヶ月後にレポート・ダッシュボードを活用開始
- 6ヶ月後にEinstein AIのスコアリングを有効化
- 必要に応じてMarketing Cloudを追加
この方法なら初年度のコストを100〜200万円に抑えられます。
方法2:中小企業向けCRM/SFAで代替する
Salesforceほどの機能が不要な場合、コストパフォーマンスの高い代替ツールがあります。
- HubSpot CRM:無料プランで基本的なCRM機能をカバー。マーケ連携も強い
- kintone:月額1,500円/席。日本企業に馴染みやすいUIで、カスタマイズ性が高い
- Mazrica Sales:国産SFA。月額5,500円/席。AIによる受注予測機能あり
営業DXツールの比較記事もあわせて参考にしてください。
方法3:GBase GTMで営業リサーチ〜アプローチを一元化する
Salesforceが「顧客管理」に強いのに対し、GBase GTMは「新規顧客の発見からアプローチまで」に特化しています。
GBase GTMとSalesforceの棲み分け
- Salesforce:既存顧客の管理・商談進捗・売上予測(守りのCRM)
- GBase GTM:新規ターゲットの発見・調査・アプローチ(攻めの営業)
GBase GTMなら、営業ツール選びの課題を解決できます
導入ステップ
STEP 1:500万社から理想の顧客を見つける

Salesforceではリードを手動登録する必要がありますが、GBase GTMでは500万社のデータベースから条件指定だけで5分でリストが完成します。
STEP 2:AIが企業を自動調査

対象企業の公式サイト・ニュース・採用情報をAIが自動収集。1社3分で完了します。
STEP 3:パーソナライズメールを自動送信

調査結果に基づくパーソナライズメールをAIが生成。自分のGmailから送信されるため、返信率が従来比2〜4倍です。

Salesforce vs GBase GTM 比較表
| 比較項目 | Salesforce | GBase GTM |
|---|---|---|
| 主な用途 | 既存顧客管理・商談管理 | 新規顧客発見・アプローチ |
| 月額費用 | 3,000〜19,800円/席 | ¥0〜9,800円 |
| 導入〜成果まで | 3〜6ヶ月 | 即日 |
| 企業データベース | 手動登録 | 500万社内蔵 |
| AIスコアリング | Einstein(有料) | L2/L3標準搭載 |
| メール送信 | 別途Marketing Cloud必要 | OAuth Gmail連携で標準搭載 |
| 向いている企業 | 100名以上の営業組織 | 全規模 |
SFAクラウドの選び方も参考にして、自社に最適なツールを選んでください。
まとめ:Salesforceの機能を理解し、自社に最適な選択をする
- Salesforceは7つの主要機能を持つ包括的CRMだが、中小企業には高コスト・高機能すぎるケースが多い
- 段階導入、代替CRM、新規営業特化ツールの3つの選択肢がある
- 新規顧客の開拓が課題なら、GBase GTMが費用対効果で圧倒的に有利(月額¥0〜、500万社データ、AI自動化)
- Salesforceとの併用も可能——GBase GTMで新規リードを獲得し、Salesforceで商談管理する組み合わせが最強
FAQ
Q1: SalesforceとGBase GTMは併用できますか?
併用可能です。GBase GTMで新規リードの発見・アプローチを行い、商談化したリードをSalesforceで管理するのが最もROIの高い組み合わせです。
Q2: Salesforceの無料プランはありますか?
Salesforceに完全無料プランはありません。30日間の無料トライアルはあります。無料でCRMを使いたい場合は、HubSpot CRM Freeか、GBase GTMの無料プランが選択肢になります。
Q3: Salesforce導入に失敗する最大の原因は何ですか?
「機能を使いこなせない」ことが最大の原因です。導入前に「何の指標を改善したいか」を明確にし、必要最低限の機能から始めることが成功の鍵です。
Q4: 10名以下の営業チームにSalesforceは必要ですか?
10名以下であれば、Salesforceのフル機能は過剰です。GBase GTM(新規開拓)+ HubSpot Free(顧客管理)の組み合わせで月額1万円以下に収まり、十分な営業DXが実現できます。
Q5: Salesforceの導入にかかる総費用はどのくらいですか?
5人チームの場合、ライセンス費用(年間72〜120万円)+ 導入コンサルティング(100〜300万円)+ 研修費(50〜100万円)で、初年度220〜520万円が目安です。2年目以降はライセンス費用のみになります。